USAツアー担当のスティーブ・ロアゼル氏が、ツアー活動のレポートをお届けします。




今週の舞台は、アメリカ・テネシー州ノックスビルのHolston Hills Country Clubで開催されたKorn Ferryツアー「Visit Knoxville Open」です。

1927年開場、名匠Donald Ross設計によるこのコースは、戦略的に配置されたバンカーと、小さく複雑なアンジュレーションを持つグリーンが特徴です。

そして今、この大会はPROTOCONCEPTにとって、特別な意味を持つトーナメントになりつつあります。

その理由は、コースコンディションにあります。

グリーン周りには非常にタイトなライが多く、普段のツアーではあまり経験しない繊細なアプローチ技術が求められるため、多くの選手がウェッジセッティングを見直し始めます。

その結果、今年も58°・60°ウェッジを求める選手たちが次々とテストへ訪れ、用意していたウェッジの多くがプレーヤーのバッグへと渡っていきました。

ツアーの現場では、わずかなソール形状やバウンスの違いが、結果に直結します。

今週出場しているDan McCarthy選手とは、RR FORGED WEDGE 60SPについて綿密な調整を実施。

さらにバウンスを削り、ソール全体を丸く整えることで、タイトなライでもクラブが跳ねすぎず、より繊細にボールへコンタクトできる仕様へと仕上げました。

加えて、同様の特性を持つ58NTもテスト。

最終的な選択は大会直前まで続き、ツアーの現場ならではのシビアなフィッティングが行われています。

また今週は、現在PROTOCONCEPTを使用するアンバサダーのひとりが、C03TCアイアンのテストも実施。

セット構築に向けたさらなるディスカッションへ進む予定です。

ツアーの現場では、選手それぞれが求める感覚やコンディションに合わせ、クラブが細かく調整され続けています。

その一打のために、ソールを削る。
わずかな抜け感を追い込む。
そして、プレーヤーごとの理想へ近づけていく。

そうした積み重ねこそが、PROTOCONCEPTのクラブづくりの原点です。

 

今週もお読みいただき、ありがとうございます。

 

次回予告:コーン・フェリーツアー「UNC Health Championship」

5月28日からノースカロライナ州のローリー・カントリークラブで開催。

 

スティーブ・ロアゼル
USツアー運営ディレクター兼マスタークラブビルダー