USAツアー担当のスティーブ・ロアゼル氏が、ツアー活動のレポートをお届けします。




今週の舞台は、ミシガン州ミッドランドで開催されたLPGAツアー「Dow Championship」です。

この大会は、LPGAツアーで唯一のチーム戦として知られ、72組144名の選手が2人1組で優勝を争います。

競技方式も非常にユニークで、第1・第3ラウンドは1つのボールを交互に打つ「オルタネートショット」、第2・第4ラウンドはチーム内のベストスコアを採用する「ベストボール」形式で行われます。

個人戦が主流のプロゴルフツアーの中でも、選手同士の連携や信頼関係が重要となる特別なトーナメントです。

会場となるMidland Country Clubは1928年開場の歴史あるクラブであり、この大会の舞台として世界中のトッププレーヤーを迎えています。

今週は、PROTOCONCEPTアンバサダー3名が出場しました。

Jodi Ewart Shadoff選手はAna Belac選手と、Haeji Kang選手はTiffany Chan選手と、そしてSsu-Chia Cheng選手はYani Tseng選手とペアを組み、それぞれ優勝を目指して戦います。

今大会で印象的だったのは、練習環境です。

ドライビングレンジは大会会場とは別のゴルフコースに設けられており、Midland Country Clubから車で約7分の距離にあります。

さらに、週前半には雨が降り、ミシガンらしい蒸し暑さも加わったことで、例年よりレンジで過ごす選手は少ない印象でした。

そんな中、私にとっては比較的落ち着いた一週間となりました。

その理由はシンプルです。

現在、アンバサダーたちは自らのクラブセッティングに高い満足感を持っており、大きな調整を必要としていないからです。

ツアーの現場では、毎週何かを変更することが必ずしも良い結果につながるとは限りません。

むしろ、信頼できるクラブを手に、自信を持ってプレーへ集中できる状態こそが理想です。

プレーヤーが迷うことなくショットに集中できること。

それもまた、PROTOCONCEPTが目指すクラブづくりのひとつの形です。

ツアーで積み重ねられる経験とフィードバックは、時に新たな調整を生み、時に「何も変えない」という確信につながります。

そのどちらも、より良いクラブづくりに欠かせないプロセスです。

 

今週もお読みいただき、ありがとうございます。

 

次回予告:LPGAツアー「Meijer LPGA Classic」

6月12日からミシガン州ベルモントのBlythefield Country Clubで開催。

 

スティーブ・ロアゼル
USツアー運営ディレクター兼マスタークラブビルダー