USAツアー担当のスティーブ・ロアゼル氏が、ツアー活動のレポートをお届けします。




今週の舞台は、アメリカ・イリノイ州グレンビューで開催されたKorn Ferry Tour「Evans Scholars Invitational」です。

会場となるThe Glen Clubは、私の自宅から車で約1時間の場所に位置するコースです。

Tom Fazio設計によるチャンピオンシップコースとして知られ、全米でも高い評価を受けています。

また、クラブハウスにはイリノイ州ゴルフ殿堂(Illinois Golf Hall of Fame)が併設されており、この地域にゆかりのある名選手やゴルフ界の発展に貢献した人物を紹介する展示が数多く並んでいます。

ゴルフの歴史を身近に感じられる、特別な雰囲気を持つコースです。

クラシカルな設計思想を受け継ぐコースですが、現在のツアープレーヤーたちの高い技術力と最新のクラブ性能が組み合わさることで、今年もロースコアでの争いが予想されます。

今大会はシーズン25試合中17試合目。

レギュラーシーズンも終盤に入り、残る数試合でプレーオフ進出を目指す選手たちにとって、ますます重要な戦いとなっています。

その緊張感は練習場の様子にも表れていました。

月曜日は普段以上に早い時間から多くの選手が練習を開始し、火曜日も終日レンジが賑わい続けるなど、それぞれがショットやショートゲームの最終調整に取り組んでいました。

例年より涼しい気候にも恵まれ、7月の中西部としては珍しく最高のコンディションで大会を迎えることができました。

今週、私はDan McCarthy選手をはじめ数名の選手の協力を得ながら、現在開発を進めている新たなコンセプトモデルのテストを実施しました。

ツアープレーヤーから得られるフィードバックは、PROTOCONCEPTのものづくりに欠かせない存在です。

設計やシミュレーションで理想的な性能を追求しても、実際のツアーの現場では異なる反応が得られることがあります。

だからこそ、プレーヤーが実戦の中で感じるわずかな違和感やフィーリングまで丁寧に確認し、一つひとつ積み重ねながら製品を磨き上げていくことを大切にしています。

今後もツアーを転戦しながら、より多くのフィードバックを集め、開発を進めていく予定です。

 

今週もお読みいただき、ありがとうございます。

次回予告:Korn Ferry Tour「Utah Championship」

ユタ州オグデンのOgden Country Clubで開催。

LPGAツアーは引き続き海外転戦中のため、次週もKorn Ferry Tourの現場からお届けします。

スティーブ・ロアゼル
USツアー運営ディレクター兼マスタークラブビルダー