ZOZOチャンピオンシップ2021で、
今田竜二選手が『C01』を使用
嬉しいことに2021年はPGAツアー、「ZOZOチャンピオンシップ」が日本に帰ってきました。残念ながら、初開催の二年前ほどトップ選手が出場したわけではなく、ギャラリー数も制限した中での大会でしたが、世界の名手たちの妙技と日本人選手たちの活躍で盛り上がりました。
その中で、私達にとってもとても嬉しい出来事がありました。かつて14歳で単身渡米し、日本人として史上3人目のPGAツアー優勝者となった今田竜二選手が、『PROTO-CONCEPT』のアイアンを使用してくれたのです。
彼が選んだアイアンは『C01』。軟鉄の丸棒に純チタンを内蔵し、一体鍛造で成型する特許技術を用いたこれまでにないインナーチタンマッスルバックアイアンです。PGAツアーを戦い、まさに、まさにレジェンドと形容するのにふさわしい彼の卓越した技術に『C01』アイアンが応えられたことは、私達にとって大きな喜びでした。
ゴルフに天才的な感覚を持つ選手だけに、そのクラブは機能もさることながら、プレーヤーと血が通うような感覚的な要求を満たす必要があります。その感覚が伝わらなければ、本当の意味で良いクラブとは言えないはず。数年ぶりの試合で、PGAツアーのセッティングを戦う彼のプレーを見て、本当にクラブに求められる性能とはなにか、ということを改めて教えられたように思います。
嬉しいことに、海外ツアーでは『PROTO-CONCEPT』を選んで、試合で使用してくれるプロが徐々に増えてきています。我々のような新興メーカーでは、彼らのようなトッププレーヤーに大きな契約金を支払えるはずもなく、またツアーで大々的なシーディングをしているわけでもありません。様々な縁が繋がり、クラブを試してくれた選手たちが『PROTO-CONCEPT』を実戦で使えるギアだと気に入り、選んでくれているのです。
そのクラブ選択も選手によって個性が出るところです。マッスルバックの『C01』を選ぶ選手もいれば、ポケットキャビティの『C05』を愛用する選手もいます。溶接フェースを使用した複合構造であるにも関わらず、プロの繊細な感覚に耐えられる打感や打音を実現するのは、『PROTO-CONCEPT』の真骨頂です。これまで軟鉄鍛造アイアンを使っていた選手が、複合構造の『C05』を使ってくれているケースは多いのです。
さらに『PROTO-CONCEPT』アイアンの大きな特徴であるコンボセッティングを採用する選手も増えてきています。下の番手はマッスルバックの『C01』。ミドルアイアンはキャビティの『C03』といった組み合わせができるのは、形状やロフト角の流れ、重心設定に至るまで細部にまでこだわってコンボセッティングを想定した『PROTO-CONCEPT』アイアンの大きな強みです。
試合で結果を出すことを最優先に考えるツアープロたちから、『PROTO-CONCEPT』ユーザーが増えているのは、私達のものづくりの確かさが評価されているものと受けとめています。それ自体はとても嬉しいことですが、一方で本来『PROTO-CONCEPT』は一般的なアマチュアゴルファーの皆さんのために生まれたものでもあるんです。世界のツアープロたちが認めてくれたこの機能を多くの皆さんに体感していただきたいです。
『PROTO-CONCEPT』 ブランドプロデューサー
川崎康史